さて、学校で習う英語では、「現在形」「過去形」などと並んで「現在進行形」という言葉を用い、あたかも時制の一つのように進行形が扱われます。しかしあくまでも英語の進行形と言われるものは、「進行相」を表すものであり、時制とは切り離されたものです。
「進行相」を表すとは書きましたが、実は動詞によって表す意味が異なります。その意味では、形だけを問題にして進行「形」という言い方をするのは合理的かもしれません。問題は、進行形がどんな意味を表すかを理解することだと思います。以下ではbe動詞+現在分詞という形を進行「形」として述べていきます。
ある程度の時間をかけて行われる動作や変化を表す動詞であれば、その進行形は動作や変化が継続中であることを表します。
He is reading a book. 「彼は本を読んでいる」
The field of this technology is growing fast. 「この技術の分野は急速に成長している」
瞬間的な動作であれば、進行形は動作が反復して行われていることを表します。次の例文で出てくるjumpは比較的一瞬の動作なので、それを進行形にするとジャンプを繰り返していることを表すのです。
He is jumping around. 「彼はそこらを跳ね回っている」
arriveのような到達点のある動詞であれば、進行形は到達しつつあることを表します。dieという動詞も、進行形では「死に向かいつつある」という意味になり、決して「繰り返し死んでいる」ということではありません。
The train is arriving soon.「電車はまもなく到着する」
He is dying.「彼は死に瀕している」
動詞の持つ意味合いから進行形の意味するところを分類してきましたが、英語には通常、進行形にならない動詞があります。それについては別途見ていきたいと思います。




