名詞についての補足

 名詞を意識する際に、その前にある冠詞や形容詞も含めてひと固まりで捉えると文の構造が見やすくなることを述べました。ただし、名詞の中には、形容詞が必ず後ろに着くものがあります。something, anything, nothing, someone, anyoneなどです。

something good「何かよいもの」

someone special「誰か特別な人」

 実は、英語は名詞を説明するものは後ろに来るのがデフォルトと考えた方がよいのです。形容詞などが名詞の前に着く方が、例外的なパターンと思ってよいでしょう。どうしてもその例外的なパターンの方が単純で簡単なため、そちらから先に学ぶことになってしまいます。しかし、形容詞要素の部分で紹介する、関係節、to不定詞、現在分詞、過去分詞などが名詞を後ろから修飾する例を見ていくと、something goodのような形が英語の標準的な順序であるように思えてくるはずです。

 なお、形容詞の後にさらにto不定詞をつけることもあります。

I have something good to tell you.「あなたに伝えたい、いいことがある」

 さて、名詞は主語になることができるということですが、動詞を主語にすることもできます。もちろん、そのままではできません。動詞を、名詞の働きを持つ形に変えて作ったフレーズを、名詞句といいます。動詞を名詞の形にしたものについては別途、見ていきます。

述語動詞句の形2

 前回、「動詞単体、助動詞+不定詞」、「完了形、進行形」、「受動態」と、3つのグループに分けて述語動詞句を説明しました。

 これらは組み合わせもあり得ます。少々複雑になりますが、見ていきましょう。

・助動詞+完了形、助動詞+進行形:完了形ならhave、進行形ならbe動詞が不定詞の形になります。

助動詞+完了形助動詞+進行形
現在will have donewill be doing
過去would have donewould be doing

・助動詞+受動態:be動詞が不定詞の形になります。

助動詞+受動態
現在will be done
過去would be done

・完了形+進行形(完了進行形):「過去から今まで動作が継続してきた」といった意味になります。進行形のbe動詞がbeenという過去分詞になります。

完了形+進行形
現在have been doing / has been doing
過去had been doing

・完了形+受動態、進行形+受動態:完了形の場合は受動態で用いられるbe動詞がbeenという過去分詞になり「今までされてきた」といった意味に、進行形の場合は受動態で用いられるbe動詞がbeingという現在分詞になり「今されている」といった意味になります。

完了形+受動態進行形+受動態
現在have been done / has been doneam being done / are being done / is being done
過去had been donewas being done / were being done