述語動詞句の後に主述の関係を含む構文1

形容詞

My answer made him angry.
私の答えは彼を怒らせた

 これも1つ前の例文と同じで、”He got angry.”という文があり、そうさせたのが「私の答え」だったということを表すと、上記のようになると思えばいいのではないでしょうか。

 このように後ろに名詞+形容詞をとる動詞には以下のようなものがあります。

make「~を~にする」keep「~を~に保つ」leave「~を~のままにする」find「~が~と分かる、気づく」think, consider「~を~と考える」

 ちなみに、この形容詞の位置に前置詞句を持ってくることもできます。

He left me in the room.
彼は私を部屋に置き去りにした。

I found myself in trouble.
困ったことになったと気づいた。

現在分詞

I can see some little fish swimming about in the water.
小さな魚が水の中を泳ぎ回っているのが見える。

 これまでの流れで気づかれた方も多いと思いますが、現在分詞と過去分詞は、形容詞的な働きをします。seeのような知覚動詞のあとに名詞+現在分詞が来た場合、その名詞は現在分詞が表す動詞の動作主になります。よって上の例文では、「小さな魚が泳ぎまわっている」となります。

過去分詞

I had my composition corrected by our teacher.
私は作文を先生に直してもらった。

 これは、OとCが対象物-動詞になっています。動詞の動作主がbyで表されます。

 この構文は混乱する人が多いのですが、私は「have+人+原形」が「人に~させる」、「have+物+過去分詞」が「物を~してもらう」と整理しています。

 他に、動詞の原形が使われるもの、to不定詞が使われるものがありますが、そちらは稿を改めたいと思います。

述語動詞句の後に主述の関係を含む構文2

第5文型とよばれるもの

 以前に、動詞によって後ろに裸の名詞をいくつとることができるか決まっているということを書きました。例えばgiveなどは、I gave him a chance. (彼に機会を与えた)のように、「~に」「~を」という2つの裸の名詞をとります。

 一方、2つの裸の名詞をとるものでも、「~に」「~を」とならないものがあります。

She made her son a doctor. 「彼女は息子を医者にした」

(「~を」と「~に」が出てきていますが、giveのように動詞のすぐあとが「~に」でないことに注意してください。)

 教科書では、第5文型として紹介されるものです。SVOCのパターンで、ポイントはO=Cであること、などと習います。O=Cというのが私にはピンとこなかったのですが、madeの後の2つの名詞が主語ー述語の関係になっているといわれると、納得できます。つまり、”Her son became a doctor.”という事態が前提としてあり、そうなるように働きかけた「彼女」を主語にしてこれを表すと、上記のようになるということです。

 このように2つの裸の名詞をとり、SVOC 型とされる動詞には以下のようなものがあります。

name: They named her Mary.「彼らは彼女をメアリーと名づけた」
call: Please call me Tom.「トムと呼んでください」
elect: We elected him captain.「彼をキャプテンに選んだ」

 ここまでの動詞は、そもそも2つ後ろに名詞をとると考えられるものです。最初の例などは、「彼らは彼女にメアリーという名前を与えた」と考えることもできてしまうので、一般的にSVOOといわれるものと明確に区別しなければならない理由はよく分かりません。

 次の例になると、最初にあげた「She made her son a doctor.」と同じく、後ろが主語述語の関係だといわれて納得できるものです(ただしこれも、頑張れば「彼に紳士を見出した」と訳せそうな気もしますが)。

find: You will find him a gentleman.「彼が紳士だと分かるでしょう」

 この後は、動詞の後に裸の名詞と形容詞をとるタイプから順に見ていきたいと思います。

述語動詞句の後に主述の関係を含む構文