まずは、「主語になり得るもの」として名詞を理解していきましょう。名詞は、主語になるだけではありません。文の中で名詞を発見することは大事です。その名詞が文の主語なのか、動詞と直接結びついた主語以外のものなのか、前置詞と結びついたものなのか、それを見分けることで文の構成が見えてきます。
名詞を見つける際には、名詞の前につくものを覚えておくのがよいでしょう。名詞の前につくものを含めて、以下のようなひとまとまりを名詞としてとらえるようにしてしまうのがよいと思います。
| 冠詞(a, an, the) 指示詞(this, that) 所有格(my, your, one’s) | 形容詞、数詞 現在分詞(-ing) 過去分詞(-ed) | 名詞 |
冠詞、指示詞、所有格については、このうちのどれかしかつきません。つまり、*a this bookや、*my this penのような表現はありません(*は実際には使われない表現につける記号です)。次に形容詞を代表とするグループは、数詞、現在分詞(-ing形)、過去分詞(-ed形)も含みます。
たとえば、
these three cats 指示詞 数詞 名詞 「これら3匹の猫」
a walking man 冠詞 現在分詞 名詞 「歩いている男性」
現在分詞と過去分詞については機会を見て触れたいと思いますが、大雑把に、現在分詞は「能動・進行」の意味を、過去分詞は「受動・完了」の意味を持つと考えてください。
形容詞の箱は、複数の形容詞などが入ることができます。
those two young men 指示詞 数詞 形容詞 名詞 「あの2人の若い男性」
このようなまとまりを名詞として意識できるようになると、英語の文の構造がかなりすっきりと見えてくるはずです。
なお、英語にも複合名詞が多くあります。priority seat 「優先席」conference agenda 「会議の議題」複合名詞はかなり日本語の感覚と似ています。おそらくこの辺りまではそんなに抵抗なく理解できるのではないでしょうか。




