定動詞が主語の人称・数や時制などによって形が定まる動詞であることは間違いないのですが、英語の場合、be動詞を除くと、人称や数による動詞の形の変化はそれほど顕著ではありません。ラテン語は、動詞の形を見れば主語の人称と数が分かるため、主語を明示する必要はないのですが、そうはいかないのが英語です。
そこで、英語の場合は、主語によって動詞の形が定まるというよりも、動詞の形の変化が少ないため、明示的な主語と動詞をセットにせざるを得ないのだ、という説明も見受けられます。確かに筋の通った話です。
では、その主語とセットになった動詞を何と呼ぶかとなると、やはり定動詞と呼ぶのが自然かと思います。
| ラテン語 | 英語 |
| 主語の人称・数による動詞の変化が顕著 | 主語の人称・数による動詞の変化は少ない |
| →主語を明示する必要がない | →主語を明示する必要がある |
| 明示的な主語なしでも成り立つ定動詞 | 明示的な主語とセットになった定動詞 |